l’entraînement

「いよいよ夏本番!」
と、言われ始めた頃からなんだか涼しくなり、比較的過ごしやすい日々が続いていますね。
今年は記録的な une canicule (猛暑) になると言われていただけに、少し拍子抜けです。  
これからが「本番」だったら、今のこの暑さはなんだろう、こんなに本気で練習しなくたっていいのにな、と先日までは思っていましたが、練習で力を使い果たしてしまったかのようですね。

さて、フランス語で「練習」は、どんな言い方をするのでしょうか。

まず、le sport (スポーツ) の場合には、l’entraînement と言い、動詞は s’entraîner です。
例えば、「週末サッカーの練習があるんだ」と言いたい時は、
“J’ai un entraînement de foot ce week-end.” 
もしくは
 “Je m’entraîne au foot ce week-end.” となります。後ろに à +動詞の不定詞をつけて、
“Je m’entraîne à nager.” (泳ぐ練習をする) という使い方もあります。 

元々 entraîner は、物や人を引きずって行く、運ぶ 、導く、という意味があり、そこから広がって「訓練する、トレーニングする」という意味になっています。それの代名動詞の形で、「自分自身を訓練する」ことになる訳ですね。ちなみに、コーチ、トレーナーのことは、entraîneur と言います。

それに対して、le théâtre (演劇) などの場合には、la répétition と言い、動詞は répéter となります。la leçon de français (フランス語のレッスン) 中にもよくやる、répéter, つまり繰り返すことですね。son rôle (自分の役) についてだけでなく、son discours (講演) や la danse (ダンス) の稽古のこともこう言います。

いよいよ ce week-end に迫った l’élection du gouverneur de Tokyo (東京都知事選) の les candidats (候補者) の皆さんも、きっと répéter son discours をなさったことでしょう。私は横浜市民なので、le droit de vote (選挙権) はありませんが、この l’élection, 大変興味深く見守っております。 


 一昨年 は le typhon (台風) のせいで、去年は家族の事情で annulé (キャンセル) になってしまった槍ヶ岳登山に、cet été (今夏) こそチャレンジする予定です。先日 les chaussures (靴) を新調したこともあり、l’entraînement をしようと、le week-end に神奈川北西部の丹沢に日帰りで行ってきましたらば、見事に全身激しい les courbatures (筋肉痛) に襲われ、げんなりしています。

le Soleil (お日様) もこんな感じで、本番前の l’entraînement で力尽きてしまったのでしょうか。このまま、このくらいの暑さが続くことを願いつつ、自分の普段の生活の l’entraînement 不足を今更ながら悔やんでおります。
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