perdre ses dents



先日、家に帰ると、5歳の次男が
“ Maman ! J’ai perdu ma dent ! ” 

と言いいながら l’entrée (玄関) に駆けつけてきました。

dent は「歯」のこと。日本語でも、○○ デンタル・クリニックという l’enseigne (看板) を掲げている les dentistes (歯医者さん) がありますし、デンタルフロス、デンタルリンス等、「デンタル」と言えば「歯」に関することだと分かりますね。

perdre は「無くす」で、つまり次男の1本目の (les dents de lait) 乳歯が抜けたのです!フランス語では、歯が「抜ける」ことを、まるでどっかで落とし物をしたみたいに言うのです。面白いですね。
他にも、
髪の毛が抜けることも “ perdre ses cheveux ” ですし、 
体重が減ることも “ perdre du poids ” と言い、例えば「3キロ痩せた」は
“J’ai perdu trois kilos.” となります。
ちなみに反対は “ prendre du poids ”, 「3キロ太っちゃった!」は
“ J’ai pris trois kilos.” です。  

さて、長男の時は、なかなか抜けない気がして、1本目が抜けた時は、” Enfin ! ” (やっと!) という感じがしましたが、次男は “ Déjà ? ” (もう?) という気がします。でも、よ〜く思い出してみると、実はほとんど同じ年齢の頃。次男はいつまで経っても小さい気がしてしまうのは、 la mère (母親) の感覚でしょうか。

そんな次男は、
“ C’est pratique maintenant, je peux mettre ma paille ici ! ” (便利になっちゃった。ここにストローを入れられるの!)
と、du lait (牛乳) を飲む時、抜けたスペースに la paille (ストロー) を入れてご満悦。

元々、 son sourire (彼の笑顔) は「にこっ」というより、「にやっ」という、なんか企んでいるような感じなのですが、1本前歯がないと、余計に coquin (いたずらっ子) っぽい l’impression (印象) が強まります。 
この先、どんな悪戯をしでかしてくれるのか、楽しみなような、心配なような。
ne pas perdre mon sang-froid (「冷たい血を無くす」=冷静さを失わない) ようにしながら、見守っていきたいと思います。

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